阿佐ヶ谷は中央線が便利!住みやすさをまとめてみた
阿佐ヶ谷は東京都杉並区にある中央線の街です。お隣の高円寺と同じく「サブカル感がある」と言われますが、落ち着いた街並みでファミリー層にも人気。スーパーも多く、普段の生活には困らないでしょう。中央線の周辺の駅の中では家賃相場も安く、20代の男女問わず一人暮らしでも住みやすい街と言われています。
本記事では、20代目線で阿佐ヶ谷の住みやすさをご紹介します。賃貸相場や交通の利便や他の街との比較、20代が本当に住みやすい街なのかをまとめました。ぜひこの記事で「通勤は本当に便利なの?」「どこに行きやすいの?」といった疑問を解決してみませんか。
<<目次>>
1.阿佐ヶ谷の賃貸相場
阿佐ヶ谷の賃貸相場はワンルームで7万円程度です。築年数やバス・トイレ別にこだわらなければ、6万円以下の物件はかなりあります。新宿や渋谷に近い割にこの価格帯はうれしいところ。逆に新築やRC造のマンションなど、こだわり条件が増えれば増えるほど、8万円、9万円と家賃は上がってしまうでしょう。
同じ中央線の高円寺や荻窪よりも嬉しいのは、家賃が少しだけ安いこと。より都心に近い高円寺や、丸ノ内線の乗換駅でブランドイメージも強い荻窪は地価が高めです。ただし、1人暮らしの物件については大きな差はなく、数千円程度とも言われています。街ではなく、住みやすそうな物件があれば選んでしまうのもいいでしょう。
2.使える鉄道(電車)路線
移動しやすい中央線が便利
阿佐ヶ谷の中心となる、JR阿佐ヶ谷駅は中央線快速・各駅停車の電車に乗れます。東京メトロ東西線の直通電車も利用できます。また、パールセンターを南に降りていくと、東京メトロ丸ノ内線の南阿佐ヶ谷駅や新高円寺駅も近いので便利です。
デメリットは本当!?
デメリットは<1>快速電車の混雑<2>快速が休日停車しない<3>各駅停車の間隔<4>遅延の多さが挙げられます。
<1>快速電車の混雑
通勤ラッシュで快速電車に乗るのは、かなりきついです。ラッシュ時は2~3分おきくらいに電車が来ますが、乗車率がハンパないのでかなり押し込んで乗る形になります。快速電車は新宿で人が入れ替わりますが四ツ谷まで混雑が続きます。そのため通勤には各駅停車の利用が便利です。
各駅停車は混んでいますが、押し込まれるほどではありません。東西線直通電車は空いていて余裕があります。東西線は逆方向の電車はかなり混んでいますが、阿佐ヶ谷から朝に利用する電車は大手町あたりまで肩に触れない程度の混雑です。(車両や天候、運転状況による)
<2>快速が休日停車しない
高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪には快速が休日停車しません。そのため、休日は遠距離移動したいという20代にはおススメしません。「ロッテファンだから海浜幕張のスタジアムによく行く」を例とするなら、快速を使えば乗り換え2回で行けるのに、各駅停車なら乗り換えは最低でも3回必要です。
もちろん各駅停車でも新宿に乗り換えなしで行けるので、その点は利便性が高いです。休日は5分おきに電車が来るので、あまり不便さは感じません。
<3>各駅停車の間隔
特に休日、乗りたい電車が来ないことがネックです。各駅停車をひとくくりに説明していますが、実際は、各駅停車(新宿方面)の電車と東西線直通電車(中野を経由し、高田馬場・大手町方面)の電車が交互、または2本おきに来ます。そのため、分岐する中野駅での乗り換えが必要なことも。 (最大10分から15分待たされます)とはいえ<2>で紹介したように5分おきに電車が来るので、大きなデメリットではありません。
<4>遅延の多さ
快速電車は混雑が激しい&人身事故が多い、各駅停車は東西線と直通運転しているため、かなり遅延が発生しやすいです。特に「遅延情報」として発表されない15分以下の遅延が多く、目的駅までつくのにイライラしてしまいます。東西線の直通がストップすると、各駅停車も混雑してさらに遅れたり…
時間には余裕を持って行動できるといいですね。東西線を利用する方は、あえて中野で乗り換えて始発列車でゆとりをもって行くというのもいいかもしれません。
3.使えるバス路線
渋谷にもバスで行ける!?
JR阿佐ヶ谷駅からはかなり多くのバス路線があります。渋谷駅、西武鉄道の鷺ノ宮駅や中村橋駅などにアクセスできます。ただし、電車で行くよりも遠回りになったり、時間がかかったりすることもあるので、ご注意ください。
主な路線と時刻表の目安
<1>関東バス
休日:おおむね12分おき ※荻窪行きは一部時間帯のみ
中村橋駅、鷺ノ宮駅、下井草駅、石神井公園駅(西武鉄道)
休日:おおむね7分おき
<2>西武バス
休日:おおむね30分~60分おき
<3>都営バス・京王バス
渋谷駅(JRほか)
休日:おおむね15分おき
<4>コミュニティバスすぎ丸
休日:おおむね15分おき
4.主な街へのアクセスと行きやすさ
阿佐ヶ谷から20代が行きそうな街への大まかな所要時間と乗り換え回数を、鉄道を使った場合でまとめてみました。
(凡例:平日朝/休日/乗り換え回数)
新宿・・・11分/12分/0回
渋谷・・・20分/21分/1回
池袋・・・22分/19分/1回
東京・・・25分/29分/0~1回
大手町・・・30分/25分/0~1回
吉祥寺・・・7分/6分/0回
国分寺・・・22分/24分/0~1回
立川・・・30分/27分/0~1回
新宿や大手町、吉祥寺には乗り換えなしで行けるのがメリットです。飲み会やランチは中央線沿線で行うことが多くなるでしょう。ちなみにお隣の高円寺と荻窪には歩いて行ける距離。電車なら2~3分、歩いても15分前後です。「買い物や飲み会は高円寺や荻窪で、住むのは阿佐ヶ谷で」というのもアリ!
5.こんな街と比較される
阿佐ヶ谷と比較される街について、メリット・デメリットをまとめてみました。
<1>高円寺
阿佐ヶ谷に比べてふらっと入れるお手頃な定食屋が多いので、外食派にはおススメです。阿佐ヶ谷もチェーン店は多くあるので、こだわりがなければ阿佐ヶ谷でもいいでしょう。
高円寺のデメリットとしてはキャッチが多く、また繁華街の路上ミュージシャンや芸人も多いため、少しガヤガヤしています。比較的ゆとりがあるのは阿佐ヶ谷です。
<2>荻窪
荻窪はルミネやタウンセブンなど、買い物が便利です。ただ大きな電気屋がないなど、結局新宿に出てしまいそうです。ファミリーも多く生活しており、少し歩けば善福寺川の自然に触れられるなど、ゆとりがあります。
南口と北口が線路で別れていて行き来がしづらいこと、大きな道路が多く場所によっては騒音が激しいのがデメリットです。
<3>中野
中野は都心に近く、飲食店も一通りそろっています。マルイもありちょっとした買い物には便利です。
家賃が少し高くなってしまう点がデメリット。また平日・土日とも人が多すぎて地方出身者は疲れてしまうレベルです。落ち着いた生活がしたいなら阿佐ヶ谷がおススメです。スーパーは比較的点在していて、中にはお値段高めのお店もあるので使い勝手はイマイチかもしれません。
<4>武蔵境・武蔵小金井
同じ中央線の武蔵境、武蔵小金井は大きなショッピングビルも多く、家賃もお手頃です。街の雰囲気はファミリー層が多く落ち着いているため、阿佐ヶ谷と似ているかもしれません。
通勤が中央線の快速電車しかなく、時間もかかってしまうのが残念なところ。武蔵小金井は始発駅ですが、本数はかなり少なく、朝は並んでも座れないこともあります。
6.おまけトピックス
運動して体を鍛えたい方やダイエットしたい20代も多いはず。そこで、阿佐ヶ谷にあるスポーツジムについて調べてみました。
もともと阿佐ヶ谷にあるのがセントラルスポーツ。プールつきで施設が充実しています。24時間ジムなら駅前にファストジムが2019年オープン!利用者が多いエニタイムは南阿佐ヶ谷のほうにあります。少しJRの阿佐ヶ谷駅からは遠めなのが残念です。
7.20代の住みやすさを勝手に評価
<★★★★☆>
阿佐ヶ谷駅は落ち着いたゆとりのある街でありながら、飲食店や買い物に困ることはありません。新宿にアクセスしやすく、通勤・買い物も便利でしょう。「新宿や渋谷などにお勤めで、少し落ち着いた街を探している」「新宿に近いけど家賃安めがいい、でも電車で移動しやすい街がいい」という20代にはおすすめです。
※ダイヤ、路線、アクセス等は投稿当時のものです。今後変更の可能性があります。